2014年03月05日

有彩色(赤や青などの色味がある色)には全て、三属性というものがあるのはご存知でしょうか?
おおまかに言えば、「色の物差し」です。
例えば、赤色と聞いて思い浮かべる色って人によって違いますよね。鮮やかな赤を想像する人や、ピンクのような赤を想像する人がいるかもしれません。ですが、色の三属性を使えば、自分が伝えたい色をほぼ正しく相手に伝えることが出来ます。赤を色の三属性を使って伝えると「鮮やかで明るい赤」や「くすんだ暗い赤」といった言葉になります。どうですか?単に赤と聞くよりもどんな赤か分かりやすくなったと思います。

それでは、三属性について学んでいきましょう!

三属性とは
  1. 色相
  2. 彩度
  3. 明度
の3つの事です。と言ってもこれだけじゃよく分かりませんよね;

順に解説していきます。


1,色相
色相
色相とは「色み・色合い」の事です。おおまかに言えば、赤や青、緑や紫などどんな色味をしているかを指します。


2,彩度
彩度
彩度とは「色の鮮やかさ」の事です。鮮やかな色には「彩度が高い」、くすんだスモーキーな色には「彩度が低い」というように高い・低いで表します。


3,明度
明度
明度とは「色の明るさ」の事です。明る色は「明度が高い」逆に暗い色は「明度が低い」と、これも高い・低いで表します。




この3属性を持っている色を有彩色(色味がある色)と言います。
しかし実は、白・灰色・黒には色相・彩度がありません。
このように明度のみの属性の色を無彩色と言います。

それでは、先ほどの例をみてみましょう。
・「あざやかで明るい赤」
これを三属性でみてみると「色相は赤、彩度は高く、明度は高い色」と表せます。

・「くすんだ暗い赤」
こちらは「色相は赤、彩度が低く、明度が低い色」と表せます。

このように三属性は言わば、「色の物差し」なんです。
色相・彩度・明度は色について学んでいく中で凄く大切な要素です。しっかり覚えましょう!

それでは、さようなら!

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